アフィリエイトって時給換算でどのくらい?バイトの最低時給よりもらえるの

昨年終盤に、2016年9月のパート・アルバイトの募集の全国平均時給が1000円を超えたというニュースが有りました。アベノミクスによる?好景気が続く中、いよいよ給与所得者の所得にも良い影響が出てきたのでしょうか。

学生時代に首都圏で750円でファーストフードのバイトをしていた経験がある私としては、アルバイトの時給もずいぶん高くなったものだなあと思いますが、ネットショップを営み商品を1個5分で梱包して送ると数千円儲かる今となってはバイトはバカバカしくてできません。

ネットショップの方は好調で問題ないものの、副業として一昨年あたりから再びアフィリエイトに取り組み始めた私なのですが、どうにもこうにも鳴かず飛ばずで悲惨なありさまです。

そこそこの時間をアフィリエイトのためのブログ記事の執筆に費やしているので、もう少し儲かってもらわないと割に合いません。あまりに悲惨な状態なので、一度時給を出してみようと思い、今回の分析となりました。果たしてアフィリエイトはバイトよりも多くの時給を稼ぎ出すことができるのでしょうか。

趣味の食べ歩きグルメレビューブログの時給

私のアフィリエイト収入の多くは過去に作ったサイト群の遺産で成り立っています。こういったものは遥かに昔に作ったものですので参考になりません。そこで、ここ1,2年で作ったサイトを例に分析してみることにしました。

お題に挙げるのはここ1,2年で最も更新したグルメブログです。あまり例としてふさわしくないことに、広告収入をあげるというよりは趣味でやっているブログなのでとにかく収益性に劣ります。しかし、これ以外のブログやサイトなどは、本当に1年で数記事から数十記事しか上げていないので、参考にならないのです。ということで私のブログの中でも最も時給換算で悲惨な数値を叩き出すであろうグルメブログを例に出します。

このグルメブログですが、現在作り始めてから2年と少しが経過しています。2014年10月から2016年12月末までで750記事あまり断続的にアップしていて、現在1日1500PV~2000PVといった感じです。この時点でアフィリエイトをある程度やっている人からすれば如何に悲惨な状態か分かると思います。普通はこの成績ならもう芽が出ないということで切り捨てるレベルです。私の場合は食べ歩き自体が趣味なので収益関係なく続けていますが。

広告は各ページに3箇所貼り付けたアドセンスと、若干のアマゾンアソシエイトや楽天アフィリエイトなどとなっています。現在は大体月7000円ほどの収益となっています。もはやガキの小遣いだな・・・

さて時給を計算していくにあたって、食べ歩きに要する時間や費用などは、そもそもが趣味でやっていることなのでコストに含めないことにします。そんなものまでコストに含めたら損益分岐点越える訳ありませんので。

1記事執筆するのに大体1時間ほどかかります。長い記事もあって最高で3時間近く費やしたものもありましたが大体が1時間です。つまり累積で考えると750記事をアップして750時間の労働力を投入しているわけです。

そして累積で48747円ほどの広告収入を得ています。2年やってこれかよ。約15年前に初めてアフィリエイトに取り組んだ時でもこんなに悲惨な結果ではなかったぞ。はじめての時にこんな悲惨な数値出したら絶望してやめていたでしょう。

単純に48747円を750時間で割ると、約65円という時給が出てきました。小学生のお手伝いのお駄賃かな。最低時給の10分の1以下ですね。

あまりに悲惨で唖然とした方も多いと思いますが、これは最も失敗したアフィリエイトの例で、私の他のアフィリエイトサイトはもっと桁違いに優秀な成績を収めているので絶望するのは早いです。

それにこの時給はブログ開設から2年少々の時点での成績であることを忘れてはいけません。バイトの時給はもらえばそれっきりで額が変わることはありませんが、アフィリエイトの時給はもらった後でも年々増えていくのです。もらった後でも時給が増える?と不思議に思う方もいるかもしれませんが以下をご覧ください。

2014年10月5日~12月31日
1記事目~119記事目を投稿で119記事投稿
年間で347円の利益

こちらは第一期目の成績です。開設してから3ヶ月ほどですのでアクセスもほとんど伸びていませんし利益も出ていません。それでも労働時間は119時間投入しているわけです。347円÷119時間=約3円という素敵な時給が出ました。ほぼタダ働きです。

2015年1月1日~12月31日
120記事目~448記事目で329記事投稿
年間で8194円の利益

こちらは第二期目の成績です。二期目は丸々1年間ありました。329記事投稿とほぼ1日1記事ペースでアップしていたことになります。アクセスもチョロチョロ伸びてきていて年間で8194円の広告収入がありました。8194円÷329時間=約25円とまたしても絶望的な時給が出ましたね。ブラック企業も真っ青になるような恐るべき時給です。

2016年1月1日~12月31日
449記事目~750記事目で302記事投稿
年間で40206円の利益

そして第三期目となる昨年です。302記事投稿とまたしても頑張りました。アクセスも緩やかではありますが伸び続けています。年間で40206円の広告収入がありました。40206円÷302時間=約133円という時給が出ました。いまだに発展途上国の様な時給ですが、以前に比べて格段に時給がアップしているのが分かりますか。

絶対的な時給額の悲惨さを除けば、新規開設から絶対額だけではなく時給が伸び続けているのが分かります。1年単位で比較してきましたが、月単位にすると月ごとでもどんどん時給はアップしています。

例えば直近の一ヶ月2016年12月を見てみましょう。

2016年12月1日~12月31日
708記事目~750記事目で43記事投稿
1ヶ月間で6541円の利益

6541円÷43時間=約152円という時給になっています。しかも12月は特別頑張って平均以上の43記事アップしています。月あたりの平均の25記事のアップだったとすると6541円÷25時間=約261円となります。ついに中進国程度の時給まで来ました。

毎月同じように同じような記事をアップしているのに、どうして後になればなるほど時給が上がり効率の良いビジネスになっているのでしょうか?それは単純な労働力の切り売りであるアルバイトとは違い、アフィリエイトは資産の積み上げだからなのです。

一度書いた記事は自分の資産になるのです。書いた記事は、書いた月、あるいは書いた年しか収益を生み出さないわけではありません。記事をアップした翌年も、そのまた翌年も広告収入をもたらしてくれます。もちろん大半の記事は時間が経つごとに腐って行って収益力が落ちてきますが、じわじわ稼ぎ続けてくれるのです。記事内容やgoogleの評価によっては、10年以上に渡って収益力が落ちること無く稼ぎ続けてくれる記事もあります。現実に10年近くの期間で累積1000万円以上の収益を私にもたらし続けてくれている記事があります。

つまりは、始めたばかりで時給が悲惨でも、サイトのPVが伸び続けている状態なら何も心配は必要ないのです。1年2年と続けていれば時給は右肩上がりで上昇していきます。私の失敗ブログであるこのグルメブログも今年の末に時給計算してみたら時給500円以上にはなっているのだと思います。新規開設から4年になる来年末には時給1000円は越えるのではないでしょうか。

一方の成功グルメブログは

悲惨な成績を収めている私のブログですが、グルメブログでも成功している方もいます。私がツイッターなどで偶に絡んでいるグルメブロガーの方は、私と同じ新規開設から2年少々の時点で月6万円ほどの広告収益をあげられるようになっていました。2年でここまで到達できれば上々でしょう。

その時点で記事数は1200記事程度でしたので、年間600記事程度アップしているのでしょう。記事を拝見した感じからおそらく私と同じ程度の1時間位を執筆に時間を費やしているものと思われます。

年間の収益72万円÷600時間=約1166円という時給が出てきました。同じ私の2年目の成績である時給133円と比べると10倍近いですね。バイトの時給としてもかなり高額の時給ということになります。

しっかりブログを成功させれば、バイトよりも高い時給を実現できる、アフィリエイトが全然割に合うビジネスであるということが分かります。しかもこれは2年目の成績ですので現在はもっと時給が上がっていることでしょう。

専門的に作成した物販系アフィリエイトサイトの時給

これはおまけコーナーです。ブログではなくサイトになりますが、私史上2番目に成功したアフィリエイトサイトの時給を計算してみましょう。このサイトは約30記事で構成されているコンパクトなサイトで、物販系のかなり専門的で凝った内容が書かれているサイトです。

浮き沈みはありますが、もう10年近く月20万円ほどを稼ぎ出してくれています。単純計算すると2000万円少々を累積で稼ぎ出している計算になります。

30記事とはいえ、凝ったサイトなので流石に1記事1時間では執筆できないので、1記事5時間としましょう。すると150時間の労働力投入ということになります。

2000万円÷150時間=時給133333円となります。時給13万円超です。敏腕の医者や弁護士でも無理でしょうこんな時給は。しかも、アクセスも広告収入も衰える気配がありませんので、今後年月が経てば経つほどますます時給はアップしていくのです。

いかがでしょうか、これが成功したアフィリエイトサイトの時給ですよ。こう考えると当たれば本当に夢のあるビジネスですよねアフィリエイトって。

さて、なぜ私史上2番目に成功したサイトを紹介したのかというと、これがしっかり作ったサイトで例として参考になると思ったからなのです。一番成功したサイトは、もう15年近く前にアフィリエイトの黎明期に偶然ヒットしてしまったペラサイトなのです。

このサイトは参考にならないとは思いますが、試しに時給計算してみましょうか。ペラサイトなので製作時間は30分ほどです。このページは、とある超ビッグワードでgoogleの検索順位で1年間ほど2位になり、鬼のような売上を上げました。今でも僅かに売上があるほどで、累積1500万円超の広告収入をもたらしてくれました。

1500万円÷0.5時間=時給3000万円です。でたーーーーーーー!脅威の時給3000万円です。もう狂ってますね。プロ野球選手や芸能人も目ではありません。ハリウッドスターでも無理な数値でしょうこれは。

まあこれはあくまでも偶然のヒットによる数値ですので参考にはなりません。アフィリエイトの競争が激しい現代では、このような時給を叩き出すことはまず不可能です。でもやっぱりアフィリエイトって夢がありますよね。

結局副業として割に合うの?

失敗した例や成功した例など色々見てきましたが、結局のところ時給換算で考えて割に合うのという話ですが、努力と運次第ということですね。見てきたように、どれだけサイトが成功できるかで時給に天と地ほどの差が生まれます。

成功すれば青天井ですが、失敗するとほぼタダ働きになります。成功失敗の一つの目安としてやはり時給1000円というラインが有るのでしょう。時給1000円というのはショボいですが、ここを超えればバイトではなくアフィリエイトを選んでよかったということになります。

大失敗の部類に入る私のグルメブログも、始めて2年少々の今で時給133円、今までの伸び率を考えると今年の末には時給500円を超える程度にはなると思います。さらに始めてから4年少々に当たる来年の末頃には1000円を越えるのではないでしょうか。

そう考えると上手く行かなくても、じっと辛抱して続けることが大変大切であることが分かります。伸びがじわじわでも諦めずに続けていれば、年々時間が時給を改善していってくれるのです。

問題は、すぐに決まった報酬を受け取れるバイトと比較すると、アフィリエイトは種まきから収穫までに大きなタイムラグがあることですね。年単位で考えないと時給換算で割に合わないので、すぐに手銭が必要な方には向かないでしょう。

はじめたものの、1,2ヶ月で全く稼げずに止めてしまう人のなんと多いことか。当面の生活費を必要としている場合など、直近の手元の金が必要な人にはバイトのほうがおすすめです。まあ、バイトしながらアフィリエイトにも取り組むくらいの気合は欲しいところではありますが。頑張りましょう!!

【追記】グルメブログのその後

2017年末追記

この記事をアップしてから1年余りが過ぎました。例に出したグルメブログのその後の軌跡を報告します。

2017年は、433記事をアップして大変頑張りました。夏頃までは順調にアクセスが伸びて大成長の可能性を感じましたが、秋以降は成長どころかじわじわ純減している有様です。

1月1日から12月31日までの365日で、163626円の広告収入をあげました。
163626円÷433記事=時給378円という感じになっています。累積時給ですともっと低いですが、この1年だけを考えればだいぶマシな値になってきました。

あまりにもショボい結果ですが、このまましつこく続けていけば伸びていくと思います。ただ、終盤でアクセスが下降気味なのが気になります。一時的な調整的低迷であることを祈りたい。

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