無料セミナーやレポートに価値ある情報は無い!フロントエンドとバックエンドを見極めよ
ウェブを見ていると様々なアドネットワーク広告が表示される昨今ですが、私の場合はビジネスや投資に関するページばかり見ているせいか、広告もそれ系が多く表示されます。
本日も色々それ系のものを目にしたのですが、性懲りもなくマネー系の無料セミナーやら何やらの広告が多いですね。
こんなの今更引っかかるヤツいるのかよという感じですが、これだけ広告の絨毯爆撃が行われているということは、確実にいるのでしょうね。
私も広告を出す側でもあるのでよく分かるのですが、ネット広告も高いものですよ。目に見えた効果がなければ、気軽に出せるものではありません。
本日見たのは、お金の運用のプロによる無料セミナー、年収500万円以上限定みたいな広告で、証券会社出身やらFPやらという、なんとも微妙な実績の先生方が無料セミナーを行うというものでした。
危険な投機を勧誘する目的のセミナーではありませんと強調されていましたが、結局の所は最終的に不動産投資をやらせる為のセミナーなんですよね。
うーん香ばしい。
分かっている人は、もう年収500万円以上という時点でピンときますよね。
まあ確かに危険な”投機”の勧誘はされないでしょうねえ。”投資”の勧誘はされる確率濃厚ですけどね。
いやもうね、無料のセミナーである時点で何かがおかしいと思わなけ駄目でしょう。
なんですか無料って。この世にそんなものあるわけ無いでしょう。わざわざバカ高いネット広告打って人集めて、なんで無料で有益な情報を伝えるセミナー開くのよ。
そんなヤツおるか!
その裏に意図があるから無料で人集めてるんだよ!
マジで無料セミナーとか喜んで行っているオツムの弱い人は、一度自分自身について真剣に見つめ直してみたほうがよいと思います。
この記事のもくじ
この世に無料なんてない!必ずキャッシュポイントが潜んでいる
繰り返しますが、この世に無料なんてものはないのです。無料を装っている罠は無数にありますが。
日本人は情報の価値を軽く考えすぎです。高額の情報商材などが批判されますが、別に高額だから非難する必要はありません。内容がクソならば非難してしかるべきですが。
価値ある情報というのは、時に形ある商品よりも高価なのです。有益な情報が有料なのは当然でしょう。昔だってみんな書籍を買って勉強していたのです。
それがネット時代になり無料に慣れすぎていて、みんな感覚が麻痺しています。そりゃネットには無料でも良い情報は落ちていますけど、本当にコアなものはなかなかないですよ。
良い情報というのはお金を支払って購入するのが常識です。
一体どこのお人好しが無料で有益情報をあなたに教えてくれるというのでしょうか。
既に知り合いの仲間内でしたら、良い情報を共有しようとしてくれる人もいますが、ある日いきなりネットで知り合ったなどの赤の他人が、なぜあなたに無料で良い情報を与えてくれるのですか?おかしくないですか?
無料セミナーだって同じです。なんで知り合いでもないあなたを、莫大なコストのネット広告で集めて、無料で良い情報を教えてくれるのですか。しかも株式会社が主催するセミナーでですよ。
株式会社って何か分かりますか?営利法人ですよ。つまり金を稼ぐことが唯一の存在意義である法人格です。株主のために何が何でも利益をあげなくてはいけません。
高額広告打って、無料で赤の他人に有益情報を教えてあげるボランティアなど行えるわけがないでしょう。金儲け放棄してそんなことやっていたら、株主代表訴訟もんですよ。
営利法人が無料でセミナーを開く目的は唯一つ、そのセミナーを通じて何か自社サービスの顧客にすることです。必ず無料の裏には意図があります。
必ずキャッシュポイントが意図されているのです。
一般的にセミナーで商売をしようと思ったら、セミナーの参加費を貰い受けて売上とするのが一番正しい形でしょう。オーソドックスなセミナービジネスです。
セミナー参加費を取ることをキャッシュポイントとしているため、非常に健全な形で、報酬を受け取っている以上は有益情報を話してくれる可能性もあるでしょう。
しかし、無料セミナーでは売上が立ちません。広告費や会場代など多額の経費がかかっているにも関わらずですよ。
わざわざ大赤字でセミナーを開くバカなんていません。必ず無料の先にキャッシュポイントを設定しているのです。
すなわち、無償セミナーで鴨をおびき寄せて、セミナーで洗脳して自社サービスを売りつけるという算段です。
フロントエンドとバックエンドとは
皆さんはフロントエンドとバックエンドというマーケティングの概念を聞いたことがありますか?
フロントエンドとは前面に出ている表面的なキレイに着飾った集客意図や商品のことです。
すなわち、無料であなたの人生の役に立つお金の話を一流の先生がしてくれるセミナーですよとか、今なら極秘情報を記した無料レポートを差し上げていますよ、なんて感じのものですね。
要するに、鴨をおびき寄せるエサのことです。
そうやって無料や激安などハードルを下げて集めた鴨を、セミナーやレポートや教材などで洗脳して、本来設定していた裏のキャッシュポイントに誘導するわけです。
この隠された裏のキャッシュポイントこそがバックエンド商材です。フロントエンドでおびき寄せた鴨に、最終的に売りつけてキャッシュポイントとするのがバックエンドなのです。
例えば、無料レポートの例を出せば、私のメルマガやラインアットに登録すれば、有益な無料レポートをお送りしますよというあれですね。
無料レポートをプレゼントする代わりに、メルマガなどに登録させ、ステップメールなどで洗脳して、最終的に高額商材を売りつけたりする手法です。プロダクトローンチというマーケティング手法ですね。
無料セミナーだって同じことです。お金のことを勉強する社会人のための資産運用セミナーと言って無料でおびき出して、アレヤコレヤとそれらしいことを言って、最終的に自社の投資商品を買わせるのです。
無料の先には必ずバックエンドという落とし穴が待っていることを忘れてはいけません。
そもそも無料セミナーの時点で、バックエンドに誘導することを第一に設計されたセミナー内容になるわけですから、有益情報なんて入っているわけがないのです。
まとめ
本日の結論から言ってしまえば、無料セミナーには行くな!
以上それだけ。本当にそれだけです。
前述の通り、無料なんてものはこの世には絶対に無く、無料のものの先には、必ずバックエンド商材がキャッシュポイントとして待ち構えているのです。
バックエンドなんて無視するから大丈夫だよという人もいるかも知れませんが、そもそもセミナー内容自体がバックエンドに誘導するために設計された、嘘八百なんですから聞く価値自体がないのです。
もちろん業者はあからさまな嘘なんてつかないですよ。ただ真実の中に自社に有利な解釈などを巧みに紛れさすだけです。
そうやって結局の所、自社サービスを買うように巧みに誘導するのです。
誘導されない強いマインドの持ち主であったところで、結局意味のない内容を聞きに行くだけになりますので、時間の無駄です。
どっちに転んでも、無料に飛びつくメリットなど無いのです。
もういい加減に無料という言葉に飛びつくクセを改めましょう。
最後にもう一度いいますよ。この世に無料なんてものはない!