個人事業主や法人名義口座はジャパンネット銀行が最強!コンビニATM無料・振込手数料安い

個人事業主として開業したり、法人を設立したら、必須となるのが銀行口座の開設です。

法人であれば個人とは全く別人格ですので、法人名義の銀行口座が必要になります。

個人事業主の開業の場合は、個人名義の口座でゴチャ混ぜで運用することも出来ますが、会計において分かりにくくなってしまうので、事業で使う専用の口座を作っておくほうが良いのです。事業性個人口座というやつです。

星の数ほどある銀行ですので、個人で口座を作る際には通常は家の近くにある銀行に作るのが一般的でしょう。給料振込口座の場合は、勤め先の会社から指定される場合が多いようです。

さて、法人の場合は、将来的に融資を受けて事業展開を目論んでいる場合は、融資を行ってくれるような地域の信用金庫や信用組合に口座を作るのが一般的です。都市銀行や大きな地銀は、零細など相手にしてくれません。

一方、ネットのビジネスなどを中心に、事業展開する上で大きな資金が必要ない場合で、端から無借金経営を考えている場合はどの銀行でもOkです。ただし、公共料金の引き落としはメガバンクや地域の地銀でないと対応していなかったりするので調べてからにしましょう。

融資を受ける予定がなく、公共料金や税金などの引き落とし口座が必要ない場合は、はっきり言ってネット銀行だけで十分です。メガバンクのネットバンキングも月額利用料無料になるところが増えてきましたが、信用金庫などは有料のところもありバカバカしいのです。

ネット専業で経営しているネット銀行の法人口座や事業性個人口座を開く方が、遥かに使いやすくて、遥かに手数料が安く、遥かに便利です。

私も、社会保険料の引き落としだけはどうしてもメガバンクや地域の地銀でないとダメだったため、某メガバンクの法人口座を作っていますが、普段可動しているのはほぼジャパンネット銀行の法人口座(ジャパンネット銀行 ビジネスアカウント)です。全取引の95%以上でジャパンネット銀行を使っています。

ジャパンネット銀行の法人口座や事業性個人口座のメリット・デメリット

ネット銀行のメリットとしては、なんと言ってもその利便性です。わざわざ銀行の支店に出向いたり、近くのATMで出向かなくても取引がネット上で完了するため、振込に出かけることが一切なくなります。

これは結構な人件費削減に繋がります。振込手数料も一般的な銀行に比べると安いので、何気に1年分を合計すると結構な額を支払うことになる振込手数料を抑えることが出来ます。

一方、便利さと危険性は隣り合わせで、オンラインでお金のやり取りをするからにはセキュリティが強固であることが非常に重要です。その点ジャパンネット銀行は、ネットバンクの中でも最強クラスのセキュリティ対策が施されています。

実は私がジャパンネット銀行を気に入って使っている最大の理由がこれなんです。手数料だけで言ったらもうチョビっとだけ安いネット銀行もある中、私がJNBを推すのがセキュリティが強固であることなのです。

普通のパスワードだと、一度割れてしまったらすぐにお金が全額引き出されたり、どこかに振り込まれたりする恐れがありますので、多くのネット銀行はワンタイムパスワードという期限付きパスワードを使っています。その場で発行してメールアドレスにパスワードが届いて、ワンタイムパスワードの有効期限は3分間とかいうあれです。

しかしメールアドレスも同時にハックされていたら用を成しません。その点、ジャパンネット銀行のワンタイムパスワードは一味違います。カード型のワンタイムパスワード生成トークンが本人確認郵便で郵送されてきます。

このトークンは完全にネットから遮断されて独立して動き、ワンタイムパスワードを発行してくれますので、カード型トークン自体が物理的に盗まれない限り、パスワードを盗み見られることはありません。まさに最強のセキュリティなのです。ログインパスワードはまた別なので、トークンが盗まれても、すぐに連絡して口座を止めてもらえば安全です。

よく考えたら一般の銀行口座のATMの暗証番号ってたった4桁の数字の組み合わせなんですよね。そんなもので大金預けた口座を管理しているわけですから、危険なオンライン上とはいえトークン発行のワンタイムパスワードのほうが遥かに安全です。

ということでセキュリティ面が最大のデメリットであるネット銀行ですが、ジャパンネット銀行に関してはかなり安全性が高いと言えます。

圧倒的利便性で、手数料も安く、弱点であるセキュリティ面の対策も素晴らしいので、もはやデメリットなど殆どありません。ネット銀行を使わない手はありませんね。

本当に小さなビジネスでの起業であれば、ネット銀行1行の口座で十分です。いろいろ口座が増えると、管理や決算時の仕訳が面倒になります。

振込手数料は他のネット銀行と横並び

同じジャパンネット銀行同士ですと振込額に関係なく54円という激安の振込手数料なので助かっています。

他行振込だと、3万円未満で172円、3万円以上で270円と、一般的な銀行よりは安くなっています。

特にネット系のビジネスですとJNBを使っている事業者も多いので、同行同士の振込ですと54円なので非常に助かります。毎月振り込むものなどですと非常にコストが抑えられて良いです。

SBI銀行や楽天銀行の法人口座のほうが、若干安いですがほぼ誤差のレベルです。そのかわりSBI銀行は法人だとATM手数料が有料ですからね。

楽天銀行は条件有りでATMも無料ですが、セキュリティはジャパンネット銀行のが良いですからね。総合で見ると、事業性の口座はやっぱりJNB最強となってしまう。

ATMからの入金・出金手数料は3万円以上であれば何度でも無料

ATMは、三井住友銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、セブンイレブンに設置されているセブン銀行ATM、ファミリーマートなどに設置のEnetのATM、ローソンに設置のローソン銀行ATMが使えるので、非常に便利です。

いちいち口座を持っている銀行の支店やATMコーナーを探さなくても、目に入ったコンビニでどこでもATMが使えるのです。これは本当に便利です。

しかも、ほぼ手数料がタダです。一般的には営業時間外の夜でも、土曜日・日曜日・祝日などの休日でも、いつでもほぼタダです。

毎月1回目のATM利用は無条件で無料で、2回目からは3万円以上の出し入れは無料です。どうですか?事業性の口座となれば、1回に3万円未満をチマチマ出し入れすることってほぼないですよね。つまりほぼ何回でも無料なのです。

使えるATMのバリエーションと手数料の安さでいえば、事業性の口座では最強でしょう。

Pay-easy(ペイジー)や自動振込サービスで各種支払いが便利

税金や公共料金を便利に支払えるペイジーというサービスがあります。郵送で送られてきた振込用紙にペイジーの表記があれば、ネット銀行からオンラインで支払えます。

わざわざ金融機関窓口やコンビニに行く必要がないのです。しかも支払いの記録は明細付きで口座に残るので、領収証の保管の必要もないという。

これ便利なので非常に重宝しています。もう細かい領収証の保管が面倒で仕方ないんで、現金払いはなるべく減らしたいんですよね。

ただ、現時点で、対応している自治体としていない自治体があるので、せっかくペイジーの表記がある振込用紙でも、ジャパンネット銀行からは支払えないケースがあります。

これは本当に早期になんとかして欲しい。ペイジーの表記がある振込用紙全てオンラインから振込できるようになれば、かなり快適になります。

あと地味に便利なのが、毎月決まった日に決まった額を自動で振込してくれる自動振込サービスですね。家賃の支払いなど毎月決まった額を決まった日に振り込む必要がある場合にかなり便利です。家賃の振込忘れを心配しなくてもよいのはGOOD!手数料も通常の振込手数料と同額です。

キャッシュカードはVISAデビットカードになっているのです

法人名義でクレジットカード払いをする場合は、代表者の個人名義のクレジットカードで支払って、事業主貸付で会計処理しているケースが多いかと思いますが、堂々と法人名義のVISAカードを使えるのです。

それがVISAデビット機能付きのキャッシュカードで、デビットカードなので審査もなければ年会費もありません。銀行のキャッシュカードをそのままクレジットカード感覚で支払いに使えるのです。

もちろんクレジットカードではなくデビットカードなので、使える額は口座に預金されている額の与信の範囲内ですが、VISAのカードとして堂々とクレジットカード同様に支払いが行なえます。

設立したばかりの法人や、信用情報に問題がある個人が個人事業を開業した場合など、与信がない場合はクレジットカードが作れませんが、デビットなら審査なしですのでVISAのカードを持てるのはデカイです。

法人口座・事業性個人口座の開設方法と必要書類と審査について

JNBの法人口座や事業性個人口座が良いのは分かった!
では口座開設はどうしたら良いのかということですが、ジャパンネット銀行から必要情報を入力して送信するだけです。

あとは必要書類を郵送して審査を待つだけ。必要書類は法人の場合は、取引担当者の本人確認資料、業務内容確認資料(ホームページがあるとそれだけでOKなケースも)です。取引担当者が法人代表者と異なる場合には他にも書類が必要みたいです。

事業性個人の場合は、本人確認書類、事業実態の確認書類(個人事業開業届出書など)が必要です。詳しくは入力欄を進めると案内が表示されますので、書いてある通りに提出すれば大丈夫。

必要な書類を提出してから、10日から2週間程度で審査が完了して、キャッシュカードとトークンが送られてきて、口座開設が完了します。

以前はネット上で事業を行っていないとビジネスアカウントは開設できなかったり、意外と審査が厳しくて知り合いの事業者でも口座が開設できなかった人などが結構居たりと大変だったのですが、最近は割と大丈夫みたいです。

非常に便利ですので、商売をやるならネット銀行の口座は一つは開設しておきたいところです。私は、3つある法人でも、個人事業の方でもジャパンネット銀行をメインで使っています。つまり口座を4つ持っているのです。使いやすいですよ!

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