瀕死のシャープが社員に自社製品の購入ノルマ?自爆営業でブラック企業自慢は無意味

瀕死のシャープについに自爆営業キターーー(゜∀゜)ーーー!!!!!

先日、「経営再建中のシャープは、全従業員を対象に、自社製品の購入を呼びかけるシャープ製品愛用運動を20日から始める。」というニュースが流れ、ネット界隈では話題になっていました。

まあ、今日がその20日なわけですが、一体どのようなキャンペーンなのでしょう。「取締役や執行役員は20万円、管理職は10万円、一般社員は5万円と役職に応じて目標金額を設定し、売り上げ増を目指す。」そうです。

「特別社員販売セール」として、車内専用の販売サイトから注文すると2%のキャッシュバックがもらえるそうですが、そもそも専用販売サイトの値段がネット最安値よりも高い可能性がありますからね。

というよりメーカーの直販サイトの値段のことを考えると、ネット最安値どころか一般の家電量販店の価格よりも遥かに高い可能性が濃厚な気もします。これでは2%の奨励金を貰ったところで、自社製品を高値で売りつけられたことになってしまいます。

ノルマではなく目標だとはいうものの、会社があの状態で日々リストラに怯える社員からすれば、実質的にはノルマということになるでしょう。ツイッターなどでも早速批判の声があがっています。

やはり、結局は社員が自爆営業することになると認識している人が圧倒的に多いようですね。過去には三洋電機が自爆営業強要を行ったものの、敢え無くパナソニックに吸収され消滅しており、シャープもいよいよかという声もあがっています。

実際、早くもよろしくない効果が出ているようで、報道後の18日は日経平均株価が上昇する中でシャープ株価は年初来安値を付けた模様です。そりゃそうだよなあ、こんな事やってたら末期だと思われるもんなあ。

シャープの公式ツイッターアカウントはこのようにつぶやいており、最後のツイートが何か思わせぶりな感じを受けますね。うーん、個人的にはシャープの家電は結構愛用していて悪く無いと思うんだけど、どうしてこうなった・・・

しばらくは転売されるシャープ製品がヤフオクにあふれる?

さて、1月末までにシャープの家電製品を5万円分購入するといっても、社員の方も既に大方の家電は持っているでしょうから、どうするんですかねえ。お茶プレッソとかココロボとか生活必需品じゃないような贅沢家電でも購入するのでしょうか。

まあ、ただでさえ会社と自分の将来が気が気でない社員の方たちは、5万円だって節約したい気分でしょうから、贅沢家電など買っている気分ではないかもしれません。

自爆営業というと、日本郵便の年賀状などのノルマが有名ですが、毎年大量の年賀はがきなどが金券ショップやヤフオクに並びます。こういった換金性の高いものの自爆営業でしたら自分で買い取った値段の9割程度は取り戻せますので損害は限定的ですが、家電となると難しいでしょう。

ネット最安値で購入できるなら、ヤフオクやアマゾンに出品すれば9割の値段で売れるかもしれませんが、おそらくネット最安値よりは随分高値で買い取ることになるでしょうから、どれだけ取り返せるか未知数ではありますね。

それどころか、換金性の高い人気家電ばかりシャープ社員が出品しまくって相場が崩壊してしまう可能性も考えられます。こうなると一般家電市場で購入する消費者が減り、結局はシャープにとって何の得にもならない気がします。

まあ、ヤフオクで売りさばこうとするのは一部の尖った層で、実際は完全に諦めて自分の家電を購入する社員がほとんどでしょうから、シャープ的にはそれでいいのかもしれません。

いいのかなあ。既に株価に現れている通り、評判落とすだけな気がするんだけど・・・

個人的には、販売ノルマと未達成の場合の自己買い取り(自爆営業)なんて、会社にとって悪評が広がるだけだと思うんですよね。

営業を考えればノルマは必要でしょうけど、未達成だったら成績に反映すれば良いわけで、自爆営業させる意味がわかりません。それで売上を確保しても、社員のやる気や忠誠心を考えれば、ある意味タコが自分の足食ってるわけで、長期的に会社の力にならないと思うんですが。

経営陣にとっては長期的な視点よりも短期的な業績のが重要なんでしょうねえ。まあ、オーナー社長じゃなく、すぐに首をすげ替えられてしまう雇われ社長だから仕方ないのかなあ。

学生アルバイトなどの非正規雇用にも広がる自爆営業

非常に評判の悪い自爆営業ですが、様々な企業で導入されています。アパレル業界の実態は大変恐ろしいものらしく、ショップの販売員で営業成績が振るわない方は、給料の殆どを自爆営業に費やしてしまうようなブラックなところもあるそうです。

有名ショップとなると、待遇以前に絶対に働きたい人のほうが圧倒的に多い、ショップ側の買い手市場なので、こういう傾向は強いようですね。

有名なお店ですと、大手コンビニチェーンでは、バイトにまでクリスマスケーキの販売ノルマ&自爆営業を課しているところもあるそうです。バイトにノルマを課すのは、おそらく本部ではなくフランチャイジーの経営判断だと思いますが、本質的には本部の強要なんだよなあ。

正社員でもキツイのに、アルバイトなど非正規雇用にまでノルマと自爆営業を強要するのは流石に酷いと思うんですよね。労働関係の法に触れないのでしょうか。

ノルマは違法とはいえないものの、自爆営業は支払われた賃金の一部で自社商品を購入させるということと実質的には同一な為、賃金の全額払い原則(労働基準法24条)の趣旨に反するみたいですね。

しかし、日本郵便の昔でいう「ゆうメイト」、今の契約社員にも年賀はがきなどのノルマ及び自爆営業はあるようですし、全国の企業でバイトなど非正規にまで自爆営業を課す実態は今日も平常運転中です。

自爆営業でブラック企業アピールしても企業には良いこと何もない

今でも日本の企業文化として深く根付いている自爆営業ですが、本当に今時何のメリットもない気がするのです。

ケーキなど生ものはともかく、家電や金券に近い物など、換金性の高いものを自爆営業させたところで、社員を通じて市場に横流しされるだけで総需要が増えるとはとても思えません。

一方のデメリットは非常に大きくなっています。今時は会社の悪いうわさが立つと、あっという間にネットで拡散され企業の業績に大きな影響を与えます。

異物混入などで窮地に陥っているマクドナルドや、ブラック企業の噂が広まり瀕死の状態のワタミなど確実に影響が出るようになっています。

以前は2ちゃんねる界隈で騒がれてもリアルな業績に影響が広がることまでは無かったのですが、スマホの普及と2ちゃんねるまとめサイトの台頭で、今までネットの深い部分に触れることのなかった層にまで浸透することになった結果、ネットの悪評が実際の業績に影響を及ぼすまでになりました。

こうなってしまった以上、どれほど効果があるか全く未知数で、一方悪評でブランドを傷つけられる恐れが有る自爆営業など、企業にとって百害あって一利無しという気がするのです。

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