インフレきたー!ドメイン料金が年々値上げしている理由を考察してみた

少し前になりますが、今年の2月頃、私のメールボックスに恐ろしいメールが続々届きました。「一部ご利用料金の変更について」的なメールが続々届いたのです。

何事かと中身を確認してみると、ドメイン料金の値上げを伝えるドメイン登録業者からのメールでした。

ドメイン料金は、今までも数年おきに定期的に値上げされてきたので、特に驚きはなかったのですが、その値上げ幅を見て驚愕しました。今までに例のない驚きの値上げ幅だったのです。なんと1.5倍近い値上げ幅が目立ちます。

これは一体何事だと調べてみると、円安、消費税値上げ、レジストリからのドメインの卸値の高騰などで、過去最大の値上げ幅となったようです。

今までは、ドメイン代というと、サーバ代と比べて負担が少ないので無視されがちでしたが、これからは無視できない存在になりつつあります。今日はドメイン高騰時代のアフィリエイト戦略について考えていきたいと思います。

ここ10年ほどのドメイン料金の歴史

過去最大の値上げ幅で、安い業者でも月額にして100円を超えてしまったドメイン料金ですが、今までどのような値段だったのでしょうか。

詳しい資料が残っていないので詳細は謎ですが、過去の帳簿から私が支払ってきたドメイン代がおぼろげながら分かったので、振り返ってみたいと思います。

私が初めて独自ドメインを取得したのは2003年のことでした。それまでは無料レンタルサーバを使ってアフィリエイトサイトを作っていましたが、独自ドメイン時代の到来で周りが続々独自ドメインを取得しだしたので、私も独自ドメイン+有料サーバに移行することにしました。

始めてドメインを登録した業者は、ロリポップのドメインサービスのムームードメインで、まだGMO傘下になる前のことでした。

価格は808円だったと思います。今日では、1382円ですので、12年間で値段が1.71倍になった計算になります。すさまじい値上げですね。

この12年間でここまで値上げしたものも珍しいでしょう。

というより21世紀に入ってからも日本はデフレ傾向でしたから、むしろ物やサービスの値段が上がっているというのが非常に珍しいことです。

それも1.71倍というのは驚異的な値上げ幅です。

私が使ってきたドメイン業者の大体の値段の推移は以下のとおりです。これはドットコムドメインの1年間の維持料金ですね。

ムームードメイン 808円(2003年)→950円(2008年)→977円(2014年)→1382円(2015年)

バリュードメイン 840円(2010年)→990円(2011年)→1382円(2015年)

リンククラブ   700円(2006年)→770円(2008年)→1242円(2015年)

いかがでしょうか。10年前は、どの業者も700円から800円程度でしたが、今年は1300円前後となっています。どの業者も2倍近い値上げ幅ですね。凄まじいです。

高騰の原因は何なのだろう?

前述のとおり、ドメイン代金の値上げは、為替相場、ドメイン卸値の値上げ、消費税のアップなどが重なった結果と見られますが、本当のところはどうなのでしょう。

まず為替から見て行きましょうか。

確かに今回の値上げは、安倍政権に変わってからの急速な円安によるところが大きいのでしょう。

民主党政権時代は1ドル80円を割ったドル円相場が、1ドル120円を超えるまでになってきています。この間、円の価値はドルに対して30%以上も下がってしまっていることになります。

ドットコムドメインはドル建てでの卸値ですのでこれでは値上げは避けられません。

しかし、2003年のドル円相場を見てみると、1ドル110円から120円程度で、2015年とさほど変わらないことが分かります。よって長い目で見た場合、為替相場はドメイン代金の高騰に関係していないことがわかります。

それでは、消費増税はどうでしょう。2014年4月に、消費税は5%から8%にアップしました。

しかし、考えてみてください、毎日消費する食べ物や日用品の3%の値上げは確かに痛いですが、所詮3%は3%です。1000円の3%は30円です。

これだけではドメイン代の大幅アップの理由にはなりえません。

それでは、やはり、そもそものドメインの代金が上がっているからなのでしょうか。為替相場も消費税も大きな影響を与えていないということは、そもそものドメインの卸値が上がっているとしか考えられません。

卸値の高騰は前々から言われていましたが、民主党政権時代は円高であったため、為替相場の影に隠れて顕在化していませんでした。

卸値自体は年々上がっていたのですが、しばらく円高傾向であったため隠れていたのです。それがこの1年半ほどの急激な円安で目に見える形になったということなのでしょう。

さて、高騰の原因は、今まで表に見えていなかったドメイン卸値自体の高騰と、急激な円安によってもたらされたと分かりましたが、どうやらそれ以外にも理由はありそうです。

先ほどからドメイン卸値の話が出ていますが、ドメインは大本の管理源であるレジストリと呼ばれる機関から、レジストラと呼ばれる問屋のような業者が買い、それをレジストラの代理店であるドメイン業者が卸してもらい、消費者に売っています。

ドットコムドメインはVeriSignというレジストリによって管理されています。これをお名前.comなどのレジストラが仕入れ、代理店であるムームードメインなどのドメイン業者に卸しているわけです。

ところで、国内に数社あるレジストラの1社であるお名前.comはGMOグループですが、販売代理店であるドメイン業者としてのお名前.comも当然GMO、同じく代理店であるドメイン業者のムームードメインやバリュードメインもGMOグループなのです。

GMOグループはその他のドメイン業者も買収により傘下に収めています。もちろん、他にも様々なレジストラやドメイン業者がありますが、ムームードメインなどGMO系のドメイン業者の国内シェアは2005年頃に50%、2009年頃にも40%でした。

これでは国内ドメイン市場の寡占化による競争の低下がドメイン高騰に繋がっているともいえなくもありません。

そして、最近のGMOのIR情報に衝撃の情報が掲載されていたのです。

国内gTLDのシェアが98.6%だとっ!!
ということは、国内のレジストラはGMOグループがほぼ独占しているってこと??
これじゃあ、やりたい放題じゃん!! そりゃドメイン料金も跳ね上がりますわ。

うーむ、大本の卸値の高騰もありますが、ドメイン業界の寡占化も大きな理由としてあるのかもしれませんね。

高騰時代到来!これからのアフィリエイト戦略を考えよう

理由はさておき、ドメインの値段は実際に上がってしまい、今後下がることはないでしょうから、アフィリエイトでやっていくなら、ドメイン戦略について考える必要が出てきます。

私は30個ほどのドメインを取得して運用していますが、これは30以上のサイトを作って管理しているからです。

無料CMSやブログサービスでサイトを作ってアフィリエイトをやっている人もいますが、一昔前は独自ドメインを使うのがアフィリエイト界の常識でした。

2010年頃までは、サテライトサイトを独自ドメインで作って、自作自演でバックリンクを獲得するのがSEOの定番の手法でした。

その為に皆大量のドメインを取得したり、歴史のあるオールドドメインを中古で購入したりと必死でした。

今ではこうした手法は、効力を失いつつありますので、何でもかんでも独自ドメインを大量に運用する時代ではないと考えます。

ドメインオーソリティやオーサーランクなどが昔よりも更に重視されるようになってきていますので、これだと決めたドメインを一つを、ソーシャルとも連携し徹底的に育てる方向性が求められるでしょう。

昔のようにドメインを取りまくって、クオリティの低いサイトを量産する時代は終わりです。少ないドメインを徹底的に育てる方向性に行かなければ、これからアフィリエイト界で生き残っていくことは難しいでしょう。

したがって、ドメインの高騰はさほど気にする話題ではないのかもしれません。私も、少なくても自分の維持代を自分で稼げないドメインは処分していくことにしました。(そんなサイト殆ど無いので困るところですが)

ただ、全くジャンルの違うコンテンツを同じドメインで運用するのは無理があり、SEO的にも疑問符が付くので、さすがにジャンルごとにドメインを分けるくらいのことはします。

各ジャンル1ドメイン程度に抑え、ひとつのサイトの内容を徹底的に濃くして競争力を高める方向に行きます。

今後は、このようなやり方が主流になるでしょうから、ドメイン代高騰は大した問題ではありません。

無駄なドメインを抱えている人はさっさと処分して、絞ったドメインに掲載するコンテンツ内容と量を充実させ、ひとつのドメインを徹底的に育てることに注力していきましょう。

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