歯医者は儲からない?コンビニより多い歯科医院の驚きの儲けとは

本日は4月1日です。4月1日といえばエイプリルフール!そう4月バカです。
いい年になって友人同士で騙し騙されということもなくなりましたが、商売をやっている関係で年中騙されている私です。

商売がらみでお金に絡む騙しというのもキツイですが、最近本当に騙されたなあと感じるのは、「儲からないという情報」です。
「儲かるという情報」ではないですよ、「儲からないという情報」です。

「儲かる情報」なんて怪しいものに騙された事は多々ありますが、痛くも痒くもありません。10万円の詐欺教材を買って騙されても損失は10万円だからです。
いや、痛いよという声が聞こえてきそうですが・・・
まあ痛いわな(´・ω・`)

しかし、本当に損をして痛いのは「儲からないという情報」にだまされた時なんですよ。

もし生涯で1億円稼げるはずのビジネスを儲からないと教えられて行わなかったら1億の損失なんですよ。最近それをひしひしと感じています。本当に痛いほどにね。

これは、怪しいネットビジネスに限らず実業リアルビジネスも含めての話です。「儲かるという情報」を怪しんで鬼のように精査するのはもちろん絶対必要なことですが、「儲からないという情報」に惑わされて実行に移さないことが恐ろしい損失を生むかもしれないというお話です。

長くなりそうなので2回に分けてお送りいたします。第一回目はコンビニよりも多いという歯科クリニックの経営は儲からない?というお話です。

コンビニより多いのに 実はボロ儲けの歯科医

儲からないという話で私が初めて騙されたのは18歳位の時かな?

私は実は医学部を目指していたんです。しかし、センター試験で失敗して、センター試験後に文転したわけです。国立の医学部って6課目で9割以上の得点が必須なので、少しでも失敗すると結構厳しいですよね。

というわけで、泣く泣く文系学部に通うことになったわけですが、「ん?普通は浪人しない?」と思いますよね。しかし、しなかったわけです。浪人してまで医学部を目指すモチベーションが削がれていたわけです。

というのも、勤務医はせいぜい年収1000万円台前半止まりで超激務、開業医は潰れる所もあると散々聞いていたからです。お金のために医者を目指すわけではありませんが、そんな実態を耳にしていたので著しくモチベーションが下がっていました。

特に歯科医は医師に比べて厳しく、歯科医院の数がコンビニの数を上回ったと言われていた時期でした。90年代後半ですね。

実際に私の実家の近くでも、歯科医院ができては潰れていました。驚くべきことに1年保たないで半年で潰れたりするわけです。医院が1年保たないということは本当に衝撃でした。

そんなこんなで、外部の雑音に惑わされて、医師や歯科医師は苦労する割に厳しそうだからやめておこうと、楽な方に逃げたわけです。その後、大学在学中にアフィリエイトに出会い、卒業後はネットの小売業で起業まですることになるわけですが。

開業した歯医者さんが潰れる理由は意外なところに

あれから十数年、最近、同年代の医者や歯科医師が開業し始めるようになってきました。

その中の一人の歯科医師が開業1年目で億プレイヤーになってしまい、驚いている最近です。その方いわく、歯科医師は儲かってしょうがないそうです。雨後の筍のごとく現れては消えていく歯科医院との違いはどこにあるのでしょうか。

その答えは保険外診療にありました。つまりは審美治療やインプラント等ですね。こういったところが非常に儲かり美味しい部分なのです。彼いわく、医者よりも歯科医師の方が美味しいとのことです。

ただ、今日注目したいのはそこではありません。彼はこうも言っています。「普通の保険治療だけをしていても医院が潰れることはない。」
競争が激しいとはいえ、食っていけないほどということはないそうです。競争が激しすぎて年収1000万には遠く届かなくても、食って行けずに潰れることはないと。1日に数人治療を行えば赤字になることはないそうです。

では、なぜ歯科医院は次々に潰れてしまうのでしょうか。それはファイナンスの問題なのです。

医院の開業には非常に大きなお金が動きます。土地建物の賃貸なり取得に伴う不動産屋、導入する医療機器のメーカー、施工を行う設計事務所や工務店、それに融資などを行う銀行まで絡んで、億単位のお金が動くのです。

さらに技工所や材料屋、税理士、広告会社などありとあらゆる関連する企業の営業マンが集まってきます。百戦錬磨の商売人ならともかく、お勉強はできても世間知らずが多いお医者さんは、こういった金に群がるハイエナの言われるがままに莫大な初期投資をして、莫大な借金を負って開業するわけです。

こうなればもう破綻への道に足を踏み入れたも同然です。

このように、歯科医院の経営というものが根本的に儲からないから潰れるのではなく、ハイエナに食い物にされてしまうため潰れてしまうそうです。

これは飲食店ができては潰れるのと同じ原理です。事業自体が儲からないというより、開業時に騙されて莫大な投資を行い、資金的に行き詰まってしまうわけです。

その点、成功されたこの方は、資金は全額親がキャッシュでお支払い、工事も知り合いの職人に任せ、余計な投資も一切しなかったため、はじめから成功が約束されていたのです。

儲からないという情報にこそ騙されないように注意しよう

とまあ、歯科医師が儲からないという噂の真相はこういうわけだったのです。
やられた、だまされました(´・ω・`)

歯科医師は全然儲かる仕事だったのです。ただ、経営しているのが医師自身で経営センスが無いために、資金繰りで行き詰まってしまうというオチでした。医者も勤務医は激務ですが、開業してしまえば文句なく儲かるようです。完全に騙されました。

医者余りだ何だという外部の声に考えを支配されて人生の選択肢を誤ってしまいました。本当に儲からないのかどうかよく調べもしないで、ただ世間の噂を鵜呑みにした結果がこれです。

人は「儲かるよ~」という甘い声には疑いの目を向けますが、「儲からないよ」というネガティブな声には「やっぱりな」と簡単に納得してしまいがちです。実は「儲からないよ」という意見にこそ疑いの目を向け、精査する必要があるのかもしれません。

さて、こうして考えずにネガティブ情報を信じこんで人生の選択肢を誤ってしまった私ですが、アフィリエイターとしてそれなりに成功してからも、騙されて大きな儲けを逃してしまう事になりました。一体どういうことなのでしょうか?

次回は、ネット上の逆ステマによって大きなビジネスチャンスを逃してしまったお話です。

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