独立起業やフリーランスに向いてる人・向いてない人!必要なのはスキルよりもセルフマネジメント

近年の人手不足の原因として、10年前くらいからの団塊の世代の退職、少子高齢化による新卒数の年々の減少があると言われています。

これは構造的な問題ですので、今後必要人材の確保はますます難しくなるでしょう。景気変動に伴って変動はするものの、就職氷河期やリーマンショック直後のようなあまりにひどい就職難はなかなか訪れないでしょう。

少子化で経済が縮小して国際競争力がどんどん削がれるのは問題ですが、若者はどんどん就職しやすくなっているので良いことですね。我ら氷河期世代のオッサンにとっては何も良いことないですが。

ところで、人材確保が困難になる原因の一つとして、単純に若い人材が少ないだけでなく、働く側と経営側のニーズのミスマッチも大きいと言われています。

仕事がないと嘆くオッサンも実は選ばなければ仕事はありますし、人が来ないと嘆く中小零細企業の経営者も選ばなければ採用は十分可能なのです。人選ばなければ新卒だって取れますよ。

しかし働く側はホワイトの一流企業でしか働きたくないし、採用側は若くて優秀な人材しか採用したくないんですよね。このミスマッチがある限り人材難は終わらないでしょう。経営側は外国人労働者の採用に解決を求めていますが。

一方の若者側も、変な小さな企業で働くくらいなら、いっそ就職は諦めて独立起業だと息巻いている層が結構なボリュームを占めるようです。

起業といえば私が起業した2000年代なかばにも結構な起業ブームでしたが、ライブドア事件を境に一気に起業熱が雲散霧消になってしまいました。以降は若者もすっかり大企業就職志向に傾くことになります。

あの頃の起業というと、ホリエモンを始めとするIT経営者に憧れて、世界的なIT企業を創ってやる的なマインドがメインでしたが、今の若者は少し違うようで、リスクを取って大規模に事業を立ち上げるというよりは、ブログで情報発信を行ったり動画を作ったりという小遣い稼ぎみたいな低リスク起業がブームです。

かなりの若者がこういった方向を目指しているわけですが、残念ながら成功できるのはごくごく一部なんですよね。デカイ実業で起業するのと違って借金を背負うリスクがないためマイナスになることはありませんが、成功できる確率はデカイ実業とそうは変わりません。ネットだから楽に稼げると思ったら大間違いなのです。

始めてもね、とにかく続かないんですよ。なかなか食っていけないのでバイトなどと並行して事業を行っていく人が多いのですが、本当に諦めてしまう人が多い。1年も続かないのが大半です。

もうこれはスキルや才能というよりも、マインドの問題なんですよね。性格を考えても明らかに起業に向いている人と、向いていないサラリーマン向きな人がいます。

これは頑張ってか改善できるようなものではなく、生まれつきの形質や子供の頃から培ってきたものによるところが大きいので、もう向いていない人は諦めたほうが良いかもしれません。

私?はっきり言って、最も向いていない人種だと思います。残念ながら客観的に見て全くこれポッチも向いていない起業してはいけない人間です。完全な奴隷労働者(スレイバー)タイプですよ私は。

実は社畜サラリーマン向きの人が多い日本人

私は明日に延ばせることは全て明日に延ばすタイプの人間です。小学生・中学生の頃、夏休みの宿題は全体の8割方を8月31日にやっていました。毎年夏休み最終日は深夜のデスマーチです。

そして、今でも個人の確定申告は3月15日に提出がデフォです。しかも当日消印有効なので郵送するわけですが、夕方のポストの最終集荷時間に間に合わないため、少し離れた大きな郵便局の24時間開いている”ゆうゆう窓口”に車で出向きます。3月15日23時50分頃なんとか提出できたギリギリの年もありました。

面白いことに、3月15日の夜になると同じような立場の人が確定申告の封筒を持ってゆうゆう窓口に列を作るのです。いやはやズボラな人間って多いものだ。

法人の方は3月決算で申告期限は5月31日ですが、こちらは税理士に申告してもらうのでもう少し早めにやります。しかしそちらも年々遅くなって今年は5月29日でした。税理士にも迷惑なので来年はもう少し早めにやります。

とにかくズボラな人間って多いんですよ日本人は。意外ですよね勤勉なことで有名な日本人なのに。でもそれって管理されて命令されて詰められて初めて生まれる力なんですよね。

厳しいブラック労働環境が日本人の勤勉さの源泉ではないでしょうか。サラリーマンとして働いていない人間の怠惰なこと怠惰なこと。

私は新卒で入った証券会社のリテール営業で平日昼間の住宅街を周っていましたが、働いていない人の多さに衝撃を受けました。老人だけではなくそこそこ若い世代でも働いていない人って驚くほど多いんです。土日勤務とか深夜勤務とかでなくて、普通にいつも居ますからね。

年齢を考慮しない広義の意味でのニートも数百万人いると言われていますからね。日本人は平均取れば相当怠け者民族ですよ。

一部の社畜だけが命すり減らして働いているのです。ここだけ見れば勤勉に見えますよね。でも1億2700万人の総人口のうち労働力人口が6000万人台ですから、実は半分が働いていないんですよね。そりゃ一人あたりのGPDが年々下がって先進国の中でも下位に落ちぶれるわけだよね。

その一方、厳しい環境で使われると力を発揮するという。その昔、最も優秀な兵士は日本人の兵隊だと言われましたが、指揮官ではなく兵士ですからね。ソルジャーです。

これって、指揮官の管理下に置かれて命令されれば、文句をいうことなく何でも黙々こなすという優秀さであり、自発的に作戦立案して行動する優秀さではありませんからね。つまりそういうことです。

明日出来ることは明日で良いマインドの人は絶対に独立には向かない

ということで日本人は実は怠け者民族で、放っておけば明日出来ることは明日やろう精神の怠惰マンが多いんですな。

社畜を奴隷のごとく扱うブラック企業のワンマン経営者は許せませんが、厳しく管理されて詰められないとポテンシャルを発揮できないのもまた事実。日本人が勤勉さを発揮するには厳しい調教が必要なのです。

で前置きが長くなりましたが、独立起業ですよ。もうお分かりかと思いますが、管理されて詰められないとやる気が出ない社畜依存体質の、明日出来ることは明日にしようマンは独立起業には向きません。

そりゃね独立って素晴らしいですよ。会社を辞めた時のあの開放感といったら人生で最高の場面の内の一つでした。朝決まった時間に起きなくてもよいし、自分の裁量で好きなだけ働ける。本当に自由です。

でも自分で決めて自分で働けるということは、どこまでも働かないことも出来てしまうのです。独立した自営業者の大半が、中小企業を含めた全サラリーマンの平均年収446万円に到底届かないとされていますが、サボって働かないのが要因の一つに考えられます。

もちろん必死に働いても利益が出ないケースも有り、それはそれで経営のやり方や参入した事業が間違いであり、別の意味でやばいです。

しかし、私や周りの人間をみると、どう考えてもポテンシャルの30%くらいしか引き出せていないんですよね。ある程度稼ぐともういいやとなってしまっている。

月収100万円がモチベーションの大きな壁と言われていますが、100万超えると本当にガクッとモチベーションが落ちるのよね。もういいやとなってしまう。

年収1200万円なら十分だろ、流石にそれだけ稼げればもうエエやん、と言われるかもしれませんが、サラリーマンの給料と自営業の粗利益は違いますからね。

安定して毎月お給料を受け取れるサラリーマンと、来月にはゼロになるかもしれない独立した起業家やフリーランスでは訳が違います。サラリーマンの年収1000万円とフリーの利益3000万円が同じくらいの感覚です。

自営業で年収1200万でも、サラリーマン換算で年収400万円くらいの安定感ですからね。そんなところでモチベーション下がっていたら終わりでしょう。

自分を律して自発的に動ける人でないと起業は無理

朝起きて、決まった時間までに出社して、決められた工数をこなすという下っ端サラリーマンの人生は大変なようで実は楽なのです。

楽と言ったら語弊がありますね。選択や判断の苦しみがないとでも言いましょうか。やること決まっているので、レールに乗って苦しみを味わっていくと、決められた苦痛を乗り切れば脱線することはないのです。

しかし、何でも全て自分で判断して決断しなければいけない自営は判断と行動の連続で、自分で自分を厳しく律することは出来なければ、やっていけません。

特に自宅を職場にしているようなIT系のフリーランスなんかはもう悲惨で、請負なんかで納期が決まっている場合はまだしも、自分主体でビジネスを展開している場合はとことんやらないという状態に陥りがちです。

何しろ住み慣れた心落ち着く我が家が仕事場で、目の前にはネットに繋がったパソコンが有るのです。おまけにキッチンにはおやつや軽食があり、何歩か歩けばベッドが待っています。

こんな環境で無心で仕事に打ち込める人は素晴らしいマインドの持ち主です。結構な割合の人が、数分後には何か食べながら動画見ていますよ。

全く稼げていない内はまだ良くて、中途半端に稼げるようになったタイミングが一番危ない。例えば月に20万くらい稼げるようになると、自分ひとりなら十分生きていける環境になるので、人によってはもうモチベが無くなってきます。

そうなってしまうと、最低限ダラダラと働き現状維持が精一杯という感じをダラダラと長年続けることになります。屋根ある所で寝れて、好きなもの食べられて、ネットがあって無料コンテンツや動画が好きに見れる環境を手にして、更にもっと多くを稼ごうとできる人は、実は意外と少ないのです。

会社員として立派に務まっている人でも、独立した途端に怠け者のダメ人間に成り下がることも珍しくありません。

独立起業も良いですが、自分は果たして自分で自分をしっかりコントロールしてやっていける人間か考えてみましょう。一見辛いようで実はサラリーマン人生のほうが向いているという人は実は多いのです。

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