サブドメインとサブディレクトリの違いとメリット・デメリットを考察

昨日の記事で解説したとおり、これからの時代はドメイン数を絞り、少ないドメインを集中的に育てる必要があります。

そうなってくると、似たようなジャンルの内容は同じドメインに掲載することになります。

私のこのサイトも、アフィリエイトやネットショップ運営、節約生活や証券投資、不動産投資と、お金を稼ぐ方法やライフスタイルに関わるの内容を、utunet.comという一つのドメインで運用しています。

以前なら各ジャンルごとにバラバラのドメインでサイトを作っていたのでしょうが、これからはひとつのドメインに質の高い記事を大量に投下して、ドメインを育てなくてはいけません。

したがって似たジャンルや関連性のあるジャンルは同じドメインで運用していく必要があります。

そうなってくると、サイト構造というものを考える必要が出てきます。

例えば10~20ページ程度の小規模サイトでしたら、単純にページをトップディレクトリに並べておけば問題ありませんが、数百ページあるいはそれ以上のページを擁するサイトとなると、ディレクトリ分けやサブドメインの作成が必要となってきます。

今日は、今更ではありますが、サブディレクトリとサブドメインのメリットデメリットについて考えていきたいと思います。

今更ですが、サブディレクトリとサブドメインの違いとは?

サブディレクトリとサブドメインのどちらが良いのか解説する前に、両者の違いをおさらいしておきましょう。

難しいことをあれこれと言っても仕方がないので、簡単に言えばURLの違いです。以下を見れば一目瞭然でしょう。

どうですか?ドメインの前の部分にジャンル名が入るのがサブドメインで、ドメインの後ろに入るのがサブディレクトリです。

このように、同じジャンルのページを、ジャンルごとに分けたサブドメインやサブディレクトリに収納することで、わかりやすく整理することができるのです。

こうすればサイトを管理する自分も分かりやすく便利ですし、サイト訪問者のアクセシビリティも向上し、検索エンジンもサイトの構造を理解しやすくなりSEO上もメリットが有ります。

で、本題に戻りますが、そうなるとサブドメインとサブディレクトリのどちらを使うべきなのだろうかという話になります。

それぞれメリットとデメリットが有り一概には言えませんが、基本的にはサブディレクトリを使うのが正解であると考えています。しかし、一長一短なので、以下で解説するそれぞれの長所短所を見極めて、自分の環境に当てはめて選択してください。

ジャンルごとにサブドメインを作るメリット・デメリット

サブドメインは、無料レンタルサーバや無料CMSや無料ブログなどに使われていることが多いことからも分かる通り、全く別のドメインとして扱われます。

過去にはドメインオーソリティが全サブドメインに影響を強く与えていた時期もあり、検索エンジンのアルゴリズム次第ということもありますが、現在では全く別ドメインとして扱われ、サブドメイン間ではお互いにほとんど影響を与えないという見方が定説です。

したがって、同じドメインに全く違うジャンルのコンテンツを掲載したい場合などには、サブドメインを使うことをおすすめします。

ただ、サブドメインを作ると、全く新規のドメインとして扱われますので、せっかく力のあるドメインでサブドメインを作っても、全く1からのスタートになってしまいます。

したがって、既存の力のあるドメインを持っている場合は、サブディレクトリを作ったほうが既存のコンテンツの力を受け継げるので有利です。極端にジャンルの違うコンテンツを新たに作る場合以外は、既存のサイトのパワーを受け継げるサブディレクトリがおすすめです。

一方、他のサブドメインに影響を与えないため、万が一新しく作ったコンテンツが検索エンジンに不評でも、既存のサイトに影響を与え難いのは良い点です。

ジャンル別にサブディレクトリに分けるメリット・デメリット

サブディレクトリは、現在ではサイトコンテンツの仕分けの主流です。ドメイン下にサブディレクトリを作っても、そのサイトのコンテンツの一部であるとみなされるため、サイトが持っている既存の検索エンジンの評価が、新たに作ったサブディレクトリにも適用されます。

現代のアフィリエイトでは、むやみにドメインを増やすのではなく、ひとつのドメインを徹底的に育てるのが基本になりますので、同じドメインのコンテンツとしてみなされるサブディレクトリのほうが優れているのは明白です。

ただし、一点気をつけておきたいのは、サブディレクトリはそのサイトの一部としてみなされるため、新たに作ったサブディレクトリのコンテンツが低品質と検索エンジンにみなされると、既存のコンテンツ全体の評価が下がる恐れがあるということです。

一例を掲げましょう。
私の作った、メシウマドットコムという、美味しいお米について解説したサイトが有ります。そこそこソーシャル共有されていて、いろいろなロングテールキーワードからそこそこのアクセスを稼いでおり、月1万円程度儲かっているサイトでした。

昨年秋に、趣味半分にグルメレビューのサイトを作り、このドメインのサブディレクトリに収めました。それがメシウマブログです。サブドメインにしようかサブディレクトリにしようか悩みましたが、同じ食べ物を扱うコンテンツだったのでセオリー通りサブディレクトリを選択しました。

ところがこれが悲劇の始まりだったのです。グルメレビューは私的な日記のようなもので、「ここ行きました美味しかったです」レベルの内容のため、既存のお美味しいお米の解説をしたコンテンツに比べて内容が薄く、検索エンジンからの評価が低かったのです。

新しくサブディレクトリに作ったグルメレビューのコンテンツの評価に引っ張られて、既存の美味しいお米のコンテンツの評価も下がってしまい、アクセス数を大幅に減らしてしまいました。

これによって美味しいお米のサイトの広告収入は月1000円程度に激減してしまったのです。

新しく作ったグルメレビューコンテンツが検索エンジンから悪い評価をされているわけではなく、グルメレビューコンテンツも月1000円程度の広告収益をあげています。

しかし、コンテンツの質が、元々のおいしいお米のコンテンツと比べて相対的に低いため、元々あったコンテンツの評価も引っ張られて下がってしまったわけです。

それに加えて、相対的に評価の低い新しいコンテンツの量が、既存の評価の高いコンテンツの10倍以上あったため、全く違うサイトにリニューアルしたとみなされた可能性もあります。グーグルはサイト内容が短期間に大幅に変わるとサイトの評価をリセットする場合があります。

このように、サブディレクトリを新たに作っても、元々のサイトの一部としてみなされるため、既存のコンテンツに影響をあたえることもあるわけです。

したがって、新たにコンテンツを追加する場合は、いい加減なコンテンツを作ったら既存コンテンツをダメにしてしまう可能性があるんだということも考え、良質なコンテンツを追加する必要があります。

新たに追加するコンテンツに自信がない場合は、サブドメインにするか、別ドメインを取得するほうがいいでしょう。とはいえ、そもそも自信のないコンテンツなどアップしないほうがいいんですけどね。
まあ、私は色々実験をしているので、グルメレビューなどというくだらないコンテンツもアップしていますが。

アフィリエイトサイトを作るならどちらがいいのだろうか?

さて、サブドメインとサブディレクトリのメリット・デメリットを見てきましたが、結局どちらがいいのでしょうか。

再三述べてきている通り、今日ではひとつのドメインを大切に育てていくことがアフィリエイトのセオリーですので、同一ドメインと見なされるサブディレクトリでコンテンツを増やしていくのが原則です。

サブディレクトリ間では、同一のドメインとして検索エンジンからの評価が共有されますので、ドメインを育てていくという意味では最適です。

一方のサブドメインでは、別サイトとしてみなされるため、無駄に新規ドメインを取得するのと変わりません。ドメイン代がかからないだけです。

したがって、サブディレクトリを使うのが原則です。

しかし、上述の通り、(相対的であっても)質の低いコンテンツをサブディレクトリで増やすと、既存のコンテンツが影響を受けるかもしれないという点は、注意が必要です。

もっとも、アップするコンテンツ1記事1記事に魂を込めて作っていけば、そんな心配もいりませんが。

結論は、サブディレクトリを使って、とにかく質の高い記事をアップしていこうということです。しょうもない記事など作らないほうがまだマシです。

この記事が役に立ったら「いいね」をポチッとな!

AD

独自ドメイン&レンタルサーバカテゴリの人気記事

まだデータがありません。

コメントを残す