2019年3月のgoogleコアアルゴリズムアップデートで個人ブロガーやアフィリエイターは終わり?対策はあるの

さてアフィリエイター界では、2019年3月中旬のgoogleコアアルゴリズムアップデートの嵐が吹き荒れていている今日このごろですが、いよいよアフィリエイトも稼げなくなったのではないかという意見が溢れています。

「アフィリエイト 稼げなくなった」や「ブロガー おわり」みたいなキーワードで来る人が明らかに増えてるのよね。今までかなりの額を稼いでた凄腕アフィリエイターやブロガーも結構やられているようで、ブログオワコン感みたいな雰囲気が蔓延しています。

15年以上アフィリエイトをやっていて、近年は高高度飛行とも低空飛行とも言えないくらいの何とも微妙な高度をユラユラ飛び続けている私ですが、流石に今回はやられましたね。今回というか去年の3月のアップデートから崩れ始めて、今回でまた一段と落ちたなあという感じです。

大して更新もしていなくて、そもそもがショボいこのブログを始めとするブログ群はあまりというかほとんど打撃を受けていないのですが、メインでやっている物販系サイトアフィリが壊滅なんですよね。

やばいですよ、2017年末に比べるとアクセス数が1/20とかになった主力サイトもありますからね。1年3ヶ月前まで月30万稼いでいたサイトが、今や月1,2万くらいしか稼いでいないものとかありますからね。もはや笑うしかない状態です。

今回のアップデートは色々と変更点があったのですが、一番でかいのはコンテンツ重視の評価から、昔のリンク重視やドメインオーソリティ重視の評価の傾向になったことですね。これが個人ブロガーを殺すんですよね。

果たしてもう個人がアフィリエイトで稼ぐことは難しくなってしまったのでしょうか?今回のコアアルゴリズムアップデートの所感と共に考えていきたいと思います。

YMYL系は今回も締め付けが一段と強化される

さて近年のコアアルゴリズムアップデートで一番話題になるのは、特定ジャンルの締め付けの強化ですね。すなわちYMYLと呼ばれる様々な分野で、よりコンテンツ内容の精査が行われるようになるということです。

YMYL(Your Money or Your Life)とは、検索する人々の人生や健康などに大きな影響を与える恐れのあるジャンルのことです。健康や医療やお金や投資など、人々の人生に大きな影響を与えて人生を左右しかねない重要な分野です。

健康アップデートなどと呼ばれ、医療や健康などに関わるジャンルの個人サイトが、検索結果から容赦なく飛んでしまうアップデートが近年SEO界で話題の中心となってきました。

医療健康系などは2017年12月や2018年8月のアップデートなどで散々猛威をふるいましたが、2019年3月の今回のアップデートでは金融などマネーに関わる分野も一段と厳しくなっているようです。

内容云々ではなく、個人が運営しているようなブログは、問答無用で順位を大幅に下げらてしまうんですよね。訳の分からん素人が医療の記事を書くとは何事かという理論ですが、内容が良くても飛ばされてしまうのは理不尽ですよね。

公的機関や医療機関の公式サイトや、医療関係者が執筆していることが濃厚なコンテンツのみが上位に表示されます。一般のサイトでも医療機関や医療関係者などからリンクされているなど、専門家からの評価があるとみなされるサイトは強いようです。

これは個人のブロガーやアフィリエイターではどうしようもないので、もう手の打ちようがありません。医薬品や化粧品や美容器具など体の健康に関わる物販アフィリエイトを主力にしていた人にとっては死活問題でしょうね。

今までは商品名+○○などで検索すると個人のアフィリエイトサイトが上位に表示されていた分野でも、今では公式サイトや楽天市場やアマゾンばかりが上位を独占していたりして、個人のブログが出てくることは稀になりました。

コンテンツ内容よりもバックリンクやドメインオーソリティ重視の評価基準に変更?

YMYLの締め付けは今までも何度も強化されてきましたし、これからもどんどん締め付けられていくでしょう。もっと多岐に渡る分野が対象になっていくかもしれません。これはもうそういう流れなので仕方ないでしょう。

むしろ今回の2019年3月のアップデートで注目されているのは、もっと根本的なアルゴリズムの変化で、バックリンクやドメインオーソリティの評価割合が増加しているのではないかと言われています。

大昔、googleの検索順位を決定する大きな評価はバックリンクから来ていました。沢山のサイトからリンクされているサイトは皆から評価されている良いサイトだという理論に基づくアルゴリズムで、長年グーグルの革新技術のコアでした。

その後、googleツールバー、Chrome、アナリティクスなど様々なツールを無料配布することで、人々のウェブ巡回のデータを蓄積することができるようになり、実際のユーザーに評価されているサイトを評価する仕組みが整えられました。極めつけはアンドロイドですね。これを無償提供することで、いまや全世界のウェブ閲覧者の半数以上のデータを収集できるようになっています。

ページ滞在時間や直帰率などがこのユーザー評価に当たる部分ですが、長くサイトに滞在するということだけではなく、バックボタンで検索結果ページに戻らない、すなわち検索行動の終着駅になることがサイト評価を高めると言われています。

そのため、直帰されないようにデザインやユーザビリティを高め表示速度を早め、サイト滞在時間を伸ばすためにコンテンツボリュームを確保し、検索結果ページに戻られないように検索者に十分な情報を与えるために情報網羅性を高める必要があるわけです。

近年はこういったコンテンツ重視のSEOが重視され、実際にそれで上位表示出来て稼げている人が多かったのですが、今回はその夢がもろくも崩れ去りました。昔ながらのバックリンクやドメインオーソリティの要素が評価される割合が増えてしまったようです。

もちろんコンテンツ内容が評価されなくなったわけではありません。相変わらず重要です。しかし、評価に占める割合においてサイトやドメインの権威性が重視される割合が増えてしまったのです。

したがって、個人ブログで素晴らしいコンテンツを提供していても、薄い内容の大手メディアや有名サイトに勝てない時代が来つつあるのです。大メディアは何千何万というリンクをドメインに受けているため、個人ブログで対抗するすべはありません。

一昔前のゴミパクリコンテンツのキュレーションメディアをやっていたような会社が、今度はしっかりしたライターを高値で雇って記事を執筆するウェブメディアとして復活してきているのです。

大資本を投下して1日100記事とかハイクオリティな記事を投稿されては、個人でやっているブロガーが対抗できるわけがありません。ビッグキーワードだけではなく、スモールやロングテールキーワードまで大メディアが貪欲に奪いに来ていますからね。個人ブロガーはますます隅に追いやられていきます。

ブログアフィリエイトも含むサイトアフィリエイトで稼ぐのは年々難しくなっている気がします。単純にノウハウが拡散したのと参入するプレイヤーが増えたというのは事実ですが、それ以上に大資本による寡占化が進行してきている気がするのです。
utunet.com

いや、こうなることはもう数年前から予想していたんですけどね。ウェブ業界もやがて大資本の寡占化が進むと。イオンなどの大型SCが地元の個人商店を駆逐したように、大メディアが個人のアフィリエイターを駆逐すると。

予想はしていたけど、実際問題対抗のしようがないじゃないのよ。もうこうなってしまっては個人のアフィリエイターが対抗するのはかなり難しいです。

ショボいメディアで生きていくが唯一の道である

冒頭で、私の物販アフィリエイトサイトは壊滅したけど、このブログのような雑記ブログは大して影響を受けていないと述べました。実はここにこれからアフィリエイターが生き残るヒントが隠されているんですよね。

私が主戦場としているのは、あまりにも一般的な商品です。マニアックな化粧品などの個人でも上位を取りやすいものではなく、日本人100人に聞いたら99人は知っているであろう一般的な商品です。もう自動車とか石鹸とかテレビとかそのレベルですよ。

すなわち元々レッドオーシャンどころかドス黒いブラックオーシャンレベルなんです。端から個人が大手に対抗するのは極めて厳しい分野です。それでも2年くらい前まではかなりのビッグキーワードで1位だったんだけどなあ・・・

私の主戦場でも個人ブログなどは軒並み順位が下落して、大手メディアや大規模メディアや楽天やアマゾンなどの大手ECサイトなどが上位を独占しています。個人のサイトは3ページ目くらいにならないと出てきません。

内容は絶対に私のサイトが一番なんですけどねえ。15年この商材を取り扱っている私の書いた記事よりも、多分取り扱ったこともないライターが書いた薄い記事が上位に来ているんですからもう為す術がありません。

一方このブログなんかは物販アフィリエイトをはじめとした成果報酬型のアフィリンクってほとんど張っていないんですよね。ほぼアドセンス頼みの収益構造です。あまり稼げるキーワードを意識して書いていないんです。あまり力を入れていないのでね。あくまで趣味半分のレベルです。

これが幸いしたんですよね。稼げる誰もが狙うキーワードでアクセスを取っていないわけですわ。だからこそ競争に巻き込まれずに順位が落ちないと。あまりにもショボいキーワードなので大手メディアも目をつけないので影響がないわけです。

実は今回影響がないと言っているのは、ショボいブログ運営をしているブロガーが多かったりするんですよね。あまりキーワード選定なんかをしっかりやっていない緩く書いているブログです。

一方、稼げるキーワードをしっかりターゲットにして成果報酬型のアフィリ広告をキャッシュポイントにしているブログほどやられているわけです。もともと価値のあるキーワードで戦っているわけですから、ドメイン力のある大メディアに駆逐されてしまったわけです。

要はこれが個人ブロガーが生き残る道なんですね。端からショボい価値の低いキーワードで戦っていくと。これならしばらくは大手メディアに見つからないでしょう。また見つかったところで収益に結びつきづらい価値の無いキーワードなのですから、彼らが参入するインセンティブにならないわけです。

大メディアがコスト的に手を出しづらいショボい分野でアクセスを取っていくしかないのです。これってリアルビジネスでも同じことなんですよね。小回りの利かない大手が参入しづらい小さな市場で戦ったりするわけです。

ビッグキーワードで上位を取って、たった数ページで月100万円をガッツリ稼ぐというようなスタイルは厳しくなるでしょう。そうではなくて、500ページのブログを書いて、アドセンスで月に10万くらいの報酬を得ると。そういったショボいアフィリエイターを目指すならばまだまだ個人にも希望はあるでしょう。

どちらかと言うとサラリーマンの副業ですよね。専業アフィリエイターが月に何百万もガッツリ稼ぐようなことは、今後はますます厳しくなると思います。不可能ではありませんが、難易度は確実に格段に上がるはず。

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